ASSASSIN'S CREED Wiki
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・誕生年:1432
・肩書き:著述家、貴族

「こんな壁に囲まれた、平穏無事な生活はもうまっぴら。さあ、決断の時よ。外へ飛び出し、私らしい人生を探しましょう!」

16歳のときにそう書いたマリアは、1週間後、ジョヴァンニ・アウディトーレとめぐり会うことになる。

銀行業を営む名門モッツィ家に生まれたマリアは、この時代を映す歴史的資料、つまり日記を何冊も遺している。この日記は高名な学者たちによって翻訳されて、現在はウフィツィ美術館に展示されているよ。

マリアは両親から資金の援助してもらい、屋敷の中庭にパン屋を開いた。そのうちこのパン屋は、芸術家の集うサロンになる。ここで彼女はある「強い信念を持った男性」に出会い、その魅力に「足はその場に釘づけになり、どうしても目を離せなかった」。それがジョヴァンニ・アウディトーレだったというわけだ。

1450年、マリアはジョヴァンニの妻になった。マリアはその後数十年、日記を書きつづけ、若手芸術家のパトロンをしていることとか、子育ての悩みなどを綴っていたが、ある時ばったりと書くのをやめてしまった。世界中の歴史研究かがこれを惜しんだのは言うまでもない。

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